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主日礼拝(第二アドべント)  「あかし人ヨハネ」 2015年12月6日

 松下 信 牧師
ヨハネの福音書1章6節-8節
Ⅰ.神から遣わされたヨハネ
洗礼者ヨハネは私たちと同じ人間です。 しかし彼はイエス・キリストをして 「女から生まれた者の
中で、バプテスマのヨハネより優れた人は出ませんでした」 と言わしめた人物です。 彼は神さま
から遣わされました。 イスラエルの民も彼が天から下って来られた神の預言者であると信じてい
ました。


Ⅱ.光をあかしするために遣わされたヨハネ
ヨハネは、なぜ人々の前に現れたのでしょうか。 彼は光について証言するために遣わされたので
す。 光であるイエス・キリストをあかしするために来ました。 イエス・キリストは旧約聖書で預言さ
れているメシヤ (救い主) として、天から降られた神の御子であると、証言するために来ました。


証言とは、証人として出廷した者が、目撃したことや体験したことなどが真実であり、嘘偽りがない
と誓うことです。 彼は 「イエス・キリストはまことの神であり、救い主である」 とあかしするために、
神から遣わされました。 彼は自分自身が人間であることを自覚していました。 もちろん自分が光
でないことも重々承知していました。 イエスさまが主人公であり、主役であり、自分自身は常に脇
役であることをわきまえていました。 彼は自らが光そのものではないことを知っていました。
そして光であるイエスさまを常に盛り立て、自分はイエスさまの陰に隠れて、目立たないように振
る舞うのです。 ここにヨハネの偉大さがあります。


Ⅲ.偉大な人間であるヨハネ
洗礼者ヨハネが素晴らしいのは、彼がイエス・キリストの偉大さを認めて「私のあとから来る方は、
私にまさる方である。私より先におられたからである。」(15節)と証言したことです。
「私はその方のはきものを脱がせてあげる値打ちもありません。」(マタイ3章11節)と告白して、
イエスさまに謙遜に仕えました。


本日の公同礼拝において、洗礼を受けられる4人の若い兄姉たちも信仰に燃えています。
聖書を読み、祈り、人々に福音を伝えたいと抱負を語っております。 これからの教会は若い方々
の力によって支えられ築かれていくのです。 新しく群れに加えられる皆さんやこれから信仰が
成長していく若い方々、そして子どもたちがこれからの教会を担っていかれるのです。


【 結 論 】
あなたもイエスさまのあかし人となるなら、あなたの人生にも洗礼者ヨハネのように不思議が起こ
るのではないでしょうか。 彼はイエス・キリストのあかし人としてキリストに仕え、祝福された人生を
歩みました。 天の御国の祝福にあずかる者は、ヨハネよりももっと偉大であることを、イエスさま
は明らかにしておられます。


 「まことに、あなたがたに告げます。 女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネより
  すぐれた人は出ませんでした。しかも、天の御国の一番小さい者でも、彼より偉大です。」
                             (マタイの福音書11章11節)
                救い主のご降誕を待ち望みましょう。  


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