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2008
クリスマスメッセージ
貧しくなられた神の御子の誕生 松下 信 牧師
コリント人への手紙第二8:9
イエスさまは神であられるお方なのに、私たちのために貧しくなられました。
およそ二千年前のイスラエルはローマ帝国の支配下にあり、14年間に一度、徴税や徴兵
のために人口調査が行われていたそうです。 イスラエルの民は自分の生まれ故郷(ある
いは本籍地)に帰って登録しなければなりませんでした。 


ヨセフとマリヤの夫婦も、ガリラヤのナザレという町からユダヤのベツレヘムという町まで、
130キロメートルほどの道のりを旅しなければなりませんでした。 身重のマリヤの健康を
考えると、一週間ほどかけてゆっくり旅をしたのではないかと思います。  
旅の疲れをいやすためにゆっくり休みたいと思ったヨセフとマリヤでしたが、ベツレヘムの
町は多くの旅人で混雑していて、彼らが泊まれる宿はひとつもありませんでした。
仕方なく、家畜小屋でからだを横たえ旅の疲れをいやしました。 その家畜小屋でマリヤは
赤ん坊を産んだのです。 この上ない悪条件のもとでマリヤは男の子を産み、その子を布
に包んで飼い葉桶の中に寝かせました。 当時の家畜小屋は非常に汚く、臭く、寒いところ
であったと思われます(今は酪農を営む農家の方々は牛舎などとても清潔にしています)。


また、イエスさまが生まれたのがいつなのか分かりませんが、12月ではなく、3月、4月頃
ではないかという説もあります。 春であっても、ベツレヘムの夜はとても冷え込んでいたの
ではないでしょうか。 
イエスさまが生まれて寝かされた飼い葉桶は石を削って作ったものでした。 家畜の餌箱で
すから、決してきれいとはいえません。 また堅く冷たかったことでしょう。 ふかふかの温
かい布団ではなく、餌でよごれていてにおいもある堅く冷たい飼い葉桶に寝かされた赤ん
坊が、天からくだって来られた神の御子だなんて一体誰が信じるでしょうか。 


イエスさまは富んでおられ栄光に輝く永遠の神でした。 すべてを支配しすべてを所有する
万能の神でした。 しかしこのイエスさまが貧しくなられたのです。 肉体を持つ人間となって
お生まれになられました。 しかも、一人では生きてゆけない弱く貧しい赤ん坊としてお生ま
れになられたのです。  


【 結 論 】
「主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。
それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです」
(Uコリ8:9)
と、パウロは語っています。 「あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるため」
であるといわれている「あなたがた」とは、「イエスさまを救い主と信じた人々」のことを指し
ています。
  @イエスを信じて救われているクリスチャンは、神の子どもです。
    神の財産の相続者であり、富む者とされた人々です。
  A永遠のいのちを受け、神の国に入る特権をもっている祝福された人々でもあります。
  B主に愛されて平和の人となり、隣人を愛する者とされた人々です。


クリスマスとは、このように私たちを富む者とするために、貧しくなられた神の御子が
お生まれになられたときなのです。心からの感謝と讃美を主におささげ致しましょう。



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