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「神の作品」 2010年6月6日


松下 信 牧師
エペソ2:1−10
「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたの
 です。」 (10節) 
私たちとは教会 (キリスト者の群れ) です。 パウロは、教会は神に造られたものであると
言っています。 「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。 それは、
自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。」 (8節) と語られているとおりです。
「恵みによって」 「信仰によって」 「行いによらず」 というのが、「救い」 の原則です。

「神の作品」とはギリシャ語では「造られたもの」と言う意味であり、英語ではWorkmanship
( [職人の] 手腕、腕前、できばえ、製作品の意) という言葉が用いられています。
パウロは、キリスト者が良い行いをするように、神さまがキリストにあって助け協力してくだ
さるのではない。 そうではなくて、キリスト者が良い行いをするために、神さまは私たちを
全く新しく創造してくださった
、と語っています。 イエス・キリストの十字架による贖いに
よって、私たちは新しく創造されたのです。 このことを覚えて感謝します。

 
皆さん、当教会がこの50年間の歩みの中で結んできた実、それはすべてが神からの賜物
であると、知っていただきたいのです。 私の行いではない、あなたの行いではない、人間の
わざによる業績ではない、すべてが神の恵みであると、確認したいのです。
「恵みによって」 「信仰によって」 「行いによらず」 という救いの原則をしっかりと心に刻み
付けない限り、私たちは神にあって救われたことを忘れてしまいます。
私たちはとことん自分の行いを誇る存在だからです。 


【 結 論 】 
来る6月20日、私たちは 「宣教50周年記念礼拝」 をおささげします。
レセプションも行います。 敬愛する兄姉と共に愛餐のとき、交わりのときを持ち、神の家族と
して喜びを分かち合いたいと願っています。 また、何よりも私たちを罪と悪と死から贖いだし
てくださったイエス・キリストの父なる神に賛美と感謝をおささげしたいと願っています。
6月26日には、1994年の献堂から満16年の記念日を迎えます。
この恵みも覚えて感謝いたしましょう。


さらに、次週(6月13日) は宣教50周年記念オープンチャーチです。 教会学校に教会員
も参観します。 教会学校のことをさらに知っていただきたいと願っています。
今、どこの教会でも少子高齢化が深刻です。 子どもの救いのために祈り、伝道しないな
ら私たちの教会に明日はありません。 救いは神の賜物です。 救いが神さまからのプレゼント
であるなら、私たちはそれを求めて熱心に祈るべきではないでしょうか。
その救いがもたらされるように、みことばを宣ベ伝え、証して、一人でも多くの人々が救われる
ように神さまに仕えてゆくべきではないでしょうか。
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」   
                    (詩篇103:2)


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