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「神を知ること」   2013年6月2日


 松下 信 牧師
ヨハネの福音書17:3
1.質的な意味としての「いのち」  
イエス・キリストは十字架の苦しみを受けられる前に、父に対してこのように祈りました。
「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされ
たイエス・キリストとを知ることです。」(ヨハネ17:3)
 
神さまはイエス・キリストを通して 「いのち」 を与えてくださいました。 また与えてくださいま
す。 この新しいいのちは、私たちがこの地上に生まれて来た時に与えられた命とは全く違う
(異なった)いのちなのです。 「永遠の」 という意味は 「いつまでも続く」 「いつまでも無くなら
ない」 という意味ではありません。 時よりもむしろ質的な意味を表しているのが 「永遠」 と
いう言葉なのです。 ですから 「新しいいのち」 とか 「霊的いのち」 とか 「いのち」 と言われ
ているものがこの永遠のいのちなのです。


2.永遠のいのちとは、弟子たちが神とキリストを知ることである
永遠のいのちとはなんでしょうか。 永遠のいのちとは、弟子たちが神とキリストを知ることで
す。 神とはまことの神です。 この世界には偽りの神々がいっぱいありますが、そのような偽
りの神々ではなく本当の神であります。 しかも唯一です。 本当の神はたった一人しかいらっ
しゃいません。 この唯一のまことの神をいよいよ深く知ることこそが、永遠のいのちの賜物
なのです。 しかも、唯一のまことの神を知る知識は、神が遣わされたイエス・キリストを通し
てでなければ得られないのです。 イエス・キリストを知れば知るほど、その背後におられる目
に見えない神がどのようなお方であるかを知ることができるのです。
それはイエス・キリストが神であり、御子と父とは同一のお方であり、一つだからなのです。


3.命令を守り、約束を信じる  
私たちが聖書を通してイエス・キリストがどのようなお方であるかを知ることは、とても大事で
す。 また礼拝 (みことばを受け祈ること) を通してイエスさまと人格的な交わりをすることは
とても大事な経験です。 生きることは、私たちキリスト者にとって信仰生活そのものです。
イエス・キリストの教えに従い、彼の約束を信じ続ける人々に与えられる祝福は、新しいいの
ちの祝福なのです。


【 結 論 】
私たちは御子を通して御父を知るのですから、イエス・キリストを愛し、その戒めを守り、信仰
の従順をもって生きていく時に、私たちは喜びと賛美と感謝の生活へと導かれていくのです。

この世においても来るべき世においても、この御父と御子との交わりに生きることが、私たち
キリスト者の喜びであり、特権なのであります。 これが 「永遠のいのち」 を持つ者の人生で
す。 大いなる祝福を得たキリスト者の人生がここにあるのです。


「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、
           あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」
(ヨハネ17:3)


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