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主日礼拝
「規則正しい生活」 2018年6月3日

 松下 信 牧師
コロサイ人への手紙2章6-7節
Ⅰ.主キリスト・イエスにあって歩め                     
 コロサイ教会の兄弟たちは、福音の核心である主キリスト・イエスご自身を受け入れました。
6節の 「彼にあって歩みなさい」は、道徳的な生活のすべての過程を指し示しています。 キリスト
により頼みつつ、その道を歩み続けるようにと、パウロは勧めているのです。霊的に成長したいと
思うなら、キリストに信頼しなければなりません。しかもその歩み(生活)は規則正しいものである
べきです。 勝利という高嶺を目指すアスリートの人たちは、毎日質の高い食事をし、トレーニング
をとおして心とからだを鍛えています。

Ⅱ.規則正しい生活が勝利をもたらす
 冬季オリンピックのフィギュアスケート男子の種目で二連覇を果たした羽生弓弦選手も、目標に
向かって一日たりとも練習を休むことがないほどの努力を重ねてきました。 一日練習を休んだだけ
で、リズムを崩したり体調を損ねたりするのだそうです。 アスリートにとって、規則正しい生活が
どんなに必要かを教えられます。
 青山学院大学陸上部監督の原晋(はら・すすむ)さんは、同大学陸上部を箱根駅伝4連覇へと導き
ました。監督に就任した2004年から、原さんが力を注いだことは、寮で共同生活をしている学生
たちの「規則正しい生活」でした。 この土台の上に、さらに積み重ねられた日々の鍛錬が、偉大な
記録を生み出したといえます。

Ⅲ.規則正しい生活は霊的生活にも必要
 人が健康で健全な社会生活を営むためには規則正しい生活が必要であるのと同様に、霊的な生活
にも規則正しい生活が必要であることは、言うまでもないことです。 毎日、聖書を読み、みことば
を聞き、主からいのちの糧を受け取っているでしょうか。 日常生活の中で意識して聖書を開かない
限り、みことばに触れることは不可能です。 通勤電車において、必死でデボーションするクリスチ
ャンもいるのです。毎日、神さまに話しかけていますか。祈りの時間を死守しているでしょうか。
どんなに忙しくても、10分あるいは5分・・・祈りのために時間を聖別してください。  
 教会の祈祷会や早天祈祷会に参加しましょう。 それが不可能であるなら、兄弟姉妹や気心の知れ
た仲間と祈り合う機会を定期的に持ちませんか。 それは、自分自身の成長のためにどうしても必要
なことだからです。私たちクリスチャンには一緒に祈り、支え、仕え合う友や仲間がどうしても必
要です。さらに、公同礼拝をささげることは、信仰者にとってなくてはならない最高の業であり、
信仰の本質です。主イエス・キリストにあって歩むとは、日々の生活の中で主を愛し、主のみこころ
に従うことです。

【 結 論 】
 みことばをもう一度お読みします。
    「あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、
     彼にあって歩みなさい。 キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられた
     とおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」
(コロサイ2:6―7)
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