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主日礼拝 「祝福と呪い」 2023年9月3日

 松下 信 牧師
申命記28章1節~5節、15節~24節
Ⅰ.序
 申命記28章1節から29章1節までは「祝福 と呪い」について語られています。
イスラエルの民が、祝福を受けるか呪いを受けるかは彼らが主のみおしえを守るか否か
にかかっているのです。 1節から14節までは「主の御声に聞き従う者へ の祝福」で
あり、15節から29章1節までは「主の御声に聞き従わない者への呪い」であります。

Ⅱ.主の御声に従う者への祝福
 「主の御声に聞き従う者への祝福」についての 言及の一部分(1節~6節)をご紹介し
ます。 「も し、あなたが、あなたの神、主の御声に確かに聞き従い、私が今日あなたに
命じる主のすべての命令 を守り行うなら、あなたの神、主は、地のすべての国々の上に
あなたを高く上げられる。 あなたが、あなたの神、主の御声に聞き従うので、次のすべ
ての祝福があなたに臨み、あなたについて行く。 あなたは町にあっても祝福され、野に
あっても祝福される。あなたの胎の実も大地の実りも、家畜が産むもの、群れの中の子牛
も群れの中の子羊も祝福される。 あなたのかごも、こね鉢も祝福される。あなたは入る
ときにも祝福され、出て行くときにも祝福される。」 

Ⅲ.主の御声に聞き従わない者への呪い
 「主の御声に聞き従わない者への呪い」についての言及の一部分(28章15節~20 節
、66 節~ 68 節)をご紹介します。「しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、
私が今日あなたに命 じる、主のすべての命令と掟を守り行わないなら、次のすべての
のろいがあなたに臨み、あなたをとらえる。 あなたは町にあってものろわれ、野にあっ
てものろわれる。あなたのかごも、こね鉢ものろわれる。 あなたの胎の実も大地の実り
も、群れの中の子牛も群れの中の子羊ものろわれる。・・・(中略)あなたのいのちは
危険にさらされ、あなたは夜も昼もおののき、自分が生きることさえ、おぼつかなくな
る。 あなたは朝には『ああ夕方であればよいのに』と言い、夕方には『ああ朝であれば
よいのに』と言う。 あなたの心に抱くおののきと、あなたの目に見る光景のゆえである。
私がかつて『あなたはもう二度とこれを見ない』と言った道を通って、主はあなたを船で
再びエジプトに戻される。あなたがたが、そこで自分を男奴隷や女奴隷として敵に身売り
しようとしても、買ってくれる者はいない。」

[結論]
 私たち人間は、主の命令に従うことのできないうなじのこわい民であります。
強制されれば従うことができても、選択の自由が与えられるなら、楽な方、楽な方へと
流れ、従えなくなってしまう のです。 神である、主に常に従順に従うことは、生易しい
ことではありません。 主は「私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。
私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。」
(30:19)と、イスラエルが祝福といのちを勝ち取ることを願っておられるのです。
そして、私たちも祝福といのちを選び取りたいものであります。

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