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「原罪とは何か」 2008年6月1日


松下 信 牧師
ローマ人への手紙5:12−21
「原罪」 とは何でしょうか? ローマ人への手紙5章12節から学びましょう。
「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、
こう して死が全人類に広がったのと同様に、
        ------それというのも全人類が罪を犯したからです。」 (5:12)


1.原罪=神のようになろうとする反逆
「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、」 (12節前半) とありますよ
うに、罪はもともと神の支配に逆らう力として、世界の初めにすでにサタン(悪魔) とし
て存在していました。 このサタンはアダムとエバを誘って、神のようになろうとする反
逆を起こさせ、この世に入り込んだということです
。 
そして、その入り込んだ罪は、アダムと同じように、肉体をもって生まれて来た人間一人ひ
とりに、連続的に入り込んできて、支配する力となりました。  


ご自分のことを考えてみてください。 私たちは、絶えず同じ誤りを、もう二度とするまいと
思いながらも、繰り返しているところがあります。 それは、サタンの入り込み方が徹底的
に深くて、もはや人間の外に存在する力ではなくて、一人ひとりの責任を問うような自分の
力にまでそれがなっていることを示しているのです。 


パウロのローマ人への手紙7章24節の 「私はほんとうにみじめな人間です。 だれがこの
死のからだから、私を救い出してくれるでしょうか」という告白は、このことを示しています。
このように原罪とは、アダムとエバの罪であります。 また、原罪とは、その遺伝的罪として
私には責任の取りようのない、内側に深く入り込む罪なのであります。


2.原罪=一つの根源的決定的な罪
「そういうわけで、ちょうどひとりの人によってが世界に入り、」 (12節前半) と書かれて
いる、この「罪」は、単数であるということです。 つまり、「原罪」は単数で示されていま
す。 ですから、反逆によって入って来たのは一つの根源的な、決定的な罪だということ
です。 この一つの罪、人間を修復不可能なまでに壊し、惨めなものにしてしまった、その
一つの罪、それが原罪なのであります。
原罪とは、イエス・キリストが来られてからは、そのせっかくの愛を傲慢にも受け入れようと
しない不信仰、つまり「聖霊に逆らう罪」 (マタイ12:32) であると教えられています。


【 結 論 】
原罪とは、「ひとり一人の人間を、神に逆らわせて、自分を神とするという傲慢に規定
する内なる力であります」。
ことばを変えるならば、原罪とは、「自己愛」 なのであります。 しかし、キリストは、自ら
十字架上で死なれることによって、私たちのすべての罪を赦してくださいました。
イエスさまの救いのみわざに感謝し、賛美をおささげ致しましょう。


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