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「救いの達成」  2016年10月2日

 松下 信 牧師
ピリピ人への手紙2章12節-14節 
Ⅰ.信仰による義
イエスさまを救い主と信じた人々は、神にあって罪赦された者とされ、正しい者とされます。
私たちはイエス・キリストに対する信仰によって、義とされています。

Ⅱ.聖化の恵みに感謝  
救われたキリスト者は ①「神の子とされ」、②「子としての権利や特権を持つ」 のです。 さらに
③「聖化」 の祝福にもあずかります。 「聖化」とは神の無償の恵みの行為であります。 キリスト者
は神のかたちに従って、人としてすべてが新しくされ、ますます罪に死に、義に生きることができる
ようにされるのです。 この地上において、神の国に入るために備え、少しずつきよくされていくので
す。

Ⅲ.自分の救いを達成するための努力  
神がキリスト者のうちに「聖化」のみわざをなしてくださるからといって、キリスト者が何もしない
ということではありません。神さまはキリスト者も霊的な戦いに参加することを望んでおられます。
聖霊さまの助けをいただきながら、私たちも共に戦うのです。私たちは、罪深い習慣を断ち切るよ
うに、罪深い思いを抱かないように、毎日懸命に努力すべきなのです。

Ⅳ.みことばに生きる知恵  
毎日イエスさまの模範に従い、彼を喜ばせようとして、自分自身が努力することも私たちには必要
なことなのです。 ですから、聖書にはキリスト者や神の民に対して、
  (1)「どのように生きるべきか」、
  (2)「どのように聖くなるべきか」、
  (3)「どのように神と隣人を愛すべきか」、についてたくさんの教えがあるのです。

たとえば、(1)「どのように生きるべきか」について、聖書は以下のように教えています。
「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何
が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によっ
て自分を変えなさい。」
(ロマ12:2)、

(2)「どのように聖くなるべきか」については以下の通り。「不品行を避けなさい。人が犯す罪は
すべて、からだの外のものです。しかし、不品行を行う者は、自分のからだに対して罪を犯
すのです。」
(Ⅰコリ6:18)、

(3)「どのように神と隣人を愛すべきか」についても以下の通り大切なみことばが示されています。
「心を尽くし、精神を尽くし、知力を尽くしてあなたの神、主を愛しなさい。」(申命6:5)、
「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。」(レビ19:18)
聖書の基本的な教えを守ることは、霊的に成長するために、なくてはならないものです。
初心に帰って、聖書を読み祈ること、礼拝を大切にすることなどを忠実に実行しましょう。

【 結 論 】  
本日、ひとりの兄弟が私たちの霊的な家族に加えられることを心から感謝いたします。
が、私はすべての兄姉が努力して、ご自分の救いを達成されることを願っています。パウロがいな
くなったあと、ピリピ教会の聖徒たちが努力したように、皆さんも、しっかりと自己管理して、霊的
成長に努めていただきたいと願います。

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