主日礼拝 |
「初めから聞いたこと」 | 2018年10月7日 松下 信 牧師 |
ヨハネの手紙 第12章24節~25節 | ||
Ⅰ.初めから聞いたことは、いのちのことば 45年前に初めて聞いた聖書のお話は 「いのちのことば」 でありました。 私は信じて永遠のいのちを受けました。使徒ヨハネがその手紙の冒頭で語っているとおりです。 「初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、 すなわち、いのちのことばについて・・・」(Ⅰヨハネ1:1-4) Ⅱ.初めから聞いたことは、キリストにある 死といのちの恵み イエス・キリストから離れたくなることもあると思います。 信じることができなくなったり、その 生活が窮屈に思えたり、この世が魅力的に見えたりするものです。使徒ヨハネは、私たちが弱い存在 であることを知っていて、今が世の終わりの時であることを明らかにしました。 なぜなら、終わりの時には反キリスト(キリストに敵対する者)が多く現れるからです。それはも ともと教会の中に居て、イエスさまに従っていた人々でした(Ⅰヨハネ2:19)。反キリストは、本当 は私たちの仲間でなく、イエス・キリストを否定し(Ⅰヨハネ2:22)キリストに敵対する者なのです。 反キリストとは対照的に、キリスト者は「真理を知っている人たち」であります(Ⅰヨハネ2:21)。 初めから聞いたことは、「いのち」 そのものです。 ①神は私たちを愛しておられること。 ②キリストの死によって私たちの罪は赦されたこと。 ③キリストはよみがえられ、まことの神であることを証明されたこと。 ④キリストのうちにあるものは、いのちに満たされていること。・・・なのです。 どうぞ、永遠のいのちのうちにとどまっていてください。 Ⅲ.初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせよ 人間はうそをつきます。 偽り者です。 しかし神は真実なお方であり、神の御言葉に偽りはありま せん。イエスさまは「私が道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6)とおっしゃい ました。イエス・キリストの教えの中に、また行いの中に嘘や偽りがあるでしょうか? それを見出す ことができるでしょうか? サタン(神に敵対する者)は、終わりの時代にキリスト者を攻撃して彼ら をイエスから切り離そうとしています。嘘やまやかしを言い、魅力的な世界を垣間見せて、人々を自 分の餌食とし、滅びに導こうと髪を振り乱してキリストに抵抗しているのです。 牧師が祈るのをやめるように、また罪を犯すように、信徒が牧師を批判するように、信者同士がい がみ合い仲たがいするように、教会が偽りや憎しみに満ちた悪の巣窟になるようにと策略を練り攻撃 して来るのです。サタンや反キリスト者たちの誘惑の罠にかかってはなりません。騙されてはなりま せん。初めから聞いたことを、私たちのうちにしっかりととどまらせて、揺るがされないように、 キリストにある信仰を保ち続けたいものです。 【 結 論 】 「だれでも御子を否認する者は、御子を持たず、御子を告白する者は、御父をも持っているのです。 あなたがたは、初めから聞いたことを、自分たちのうちにとどまらせなさい。 もし初めから聞いたことがとどまっているなら、あなたがたも御子および御父のうちにとどまるの です。 それがキリストご自身の私たちにお与えになった約束であって、永遠のいのちです。」 (ヨハネの手紙 第1 2章24~25) |