主日礼拝 |
「宣教を続ける教会」 | 2019年3月3日 松下 信 牧師 |
使徒の働き 5章 33節~42節 | ||
Ⅰ.神に従う教会 教会は一つ心になってソロモンの廊で主を礼拝していました。 病人がいやされ、汚れた霊が追 い出される中で、主を信じる人々が多く起こされていきました。 祭司長とその仲間たちは、教会 の成長と使徒たちの活躍する姿を見て、ねたみに燃えて立ち上がりました。そこで、彼らは使徒た ちを捕らえ、留置場に入れました。 しかし、牢に入れたはずの使徒たちは主の使いに導かれて牢 から解放され、ソロモンの廊で再び民たちに教えていました。 その知らせを聞いた祭司長とその仲間たちは、使徒たちを連行し、最高法院の中に立たせて、 大祭司が 「あの名によって教えてはならないと厳しく命じておいたのに、言うことを聞かないと は何事か!」 (使徒5:28)と、使徒たちを叱責しました。 ペテロをはじめ、使徒たちが「人に従うより、神に従うべきです」(使徒5:29)と答えて逆らった ので、祭司長と民の長老たちは怒り狂い、使徒たちを殺そうと計画しました。 Ⅱ.ガマリエルの提言 しかしそれに反対し、使徒たちを殺してはならない、彼らから手を引き、ほおっておきなさいと 言ったのがガマリエルという律法学者でした。 彼は 「すべての人に尊敬されている」 人物であり ました。ガマリエルの提言の主旨は、「使徒たちの活動が、もし人から出たものであれば、放って おいても自然消滅する。 しかし、もし神から出たものであれば、どんなに押さえつけようとしても 無理である。本当に神から出たものであれば、押さえつけようとした者たちは、神に敵対する者と なる」というものでした。 Ⅲ.宣教を続ける教会 39節のガマリエルのことばは、非常に重い言葉です。「しかし、もし神からでたものならば、 あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する 者となってしまいます。」 ガマリエルは冷静に発言し、チゥダやガリラヤの人ユダの例を取り上げ て(使徒5:36‐37)、丁寧に説得しました。 そこで最高法廷は、しばらく事の推移を見守ることになりました。使徒たちは鞭で打たれ、イエ スの名によって語ってはならないと命じられたうえで、釈放されました。使徒たちは落胆して最高 法廷をあとにしたのではなく、イエスの御名のために辱められるに値するものとされたことを喜び ながら、そこから出て行きました。 そして毎日、宮や家々で教え、イエスがキリストであることを宣べ伝え続けました。初代教会は 迫害を受け、いのちの危険に会いながらも、なお、宣教をやめませんでした。 使徒たちは喜びを もってイエスの御名によって、さらに力強く福音を語り続けました。 【 結 論 】 横浜白山道教会は今、礼拝出席者や教会学校生徒の減少をはじめ、様々な困難に遭遇していま す。どうぞ教会のために、また牧師や伝道師のためにもお祈りください。 また、私たちは困難の中にあっても福音を宣べ伝えていきたいものです。 一生懸命に情熱をもってイエス・キリストを証ししてまいりましょう。福音宣教は、教会にとって 最優先されるべき課題なのです。 |