ペンテコステ記念礼拝 | 「教会の誕生」 | 2019年6月9日 松下 信 牧師 |
エペソ人への手紙 1章1節-23節 | ||
不幸を経験し、また病気になって気づくことは、普通であることや健康であることが何 と幸いであるかということです。 イエス・キリストは十字架に死に三日目によみがえられ ました。50日後に聖霊が降り、弟子たちは聖霊に満たされました。これがペンテコステ (聖霊降臨)です。 今朝はペンテコステの日に誕生した教会について、みことばから学びましょう。 Ⅰ.教会の成り立ち エペソ人への手紙1章は「教会の成り立ち」が語られています。 「あいさつ」(1-2節)・「教会の成り立ち」(3-14節)・「祈り」という内容です。 3-14節は「教会の成り立ち」です。 教会の誕生には父と御子と聖霊の三位一体の神が 深く関わっておられます。 Ⅱ.父、御子、聖霊によって 3節から6節は「父なる神によって」教会が生み出されたことが述べられています。 神は創造の初めから教会を選び聖なるものとされました(4節)。7節から12節は「御 子にあって」教会が生み出されたことが述べられています。神がみこころによって計画さ れたことを、キリストが実行に移されました(9-10節)。13節から14節は「聖霊 をとおして」教会が生み出されたことが述べられています。 聖霊は信じる者の救いが確か であることを保証されました。 「約束の聖霊によって証印を押されました」(13節)の「証印」とは、品質の正真正銘 性を確証するしるしです。 その品物の所有者を明らかにし、その品物が誰に属するのかを 現わすものです。 またその安全性を保障するものでもあります。「証印を押す」とは、 聖霊なる神ご自身が私たちのキリストにある「救い」の確かさを保証されていることを教 えています。もし聖霊がお降りにならないなら、私たちの救いも、私たちが御国を受け継 ぐこと(14節)も保証されません。聖霊によって私たちの救いは保証され、聖霊によって キリスト者は確かに御国を受け継ぐものとされているのです。 Ⅲ.パウロの祈り 15節以下には「教会に神を知るための知恵と御霊を与えて下さい」とのパウロの祈り が記されています。 キリストは主権者としてすべてのものを足の下に従わせられました。 また、キリストはすべてのものの上に立つかしらとして教会に与えられました。 教会はキリストのからだであることが示されています。 神とキリストは教会に満ちて おられて、すべてのものをすべてのもので満たすお方です。 【 結 論 】 教会の救いは 「神の栄光が、ほめたたえられるため」(6,12,14節)であると、 パウロは3回も繰り返し述べています。 私たちキリスト者は神の栄光をほめたたえるために救われているのです。 ペンテコステによって教会は誕生し、福音が全世界に伝えられ、今私たちは救われて います。日々健康であり平安であるのは神の豊かな恵みによります。 さらに、神の国への希望が与えられているのは、当然ではありません。 特別な神の恵みなのです。感謝しても感謝しきれません。 神の栄光を現わす器として用いていただきたいものです。 |