主日礼拝 (第2アドベント) |
「神の賜物は永遠のいのち」 | 2019年12月8日 松下 信 牧師 |
ローマ人への手紙 6章15~23節 | ||
1.目指すゴールは「永遠のいのち」 使徒パウロはローマにあるキリストの教会に手紙を送り、「永遠のいのち」について語り ました。この6章は「教会(キリスト者たち)は、罪に対して死んだ者であり、キリストと ともに復活し、今生きている者である」と教えています。さらに、教会は、今、義の奴隷で あり、目指すゴールは 「永遠のいのち」 であると教えています。 2.「永遠のいのち」とは何か イエスさまは、「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わさ れたイエス・キリストを知ることです。」(ヨハネ17:3)と語られました。イエスさまは 最後の晩餐の席上、「時が来ました」と父なる神に祈られました。十字架の上でご自身をさ さげ、ご自身の栄光を現す時が来たのです。 イエスさまは「父よ。あなたの栄光を現すため に、子の栄光を現してください」 と祈りをささげられました。 イエスさまは全人類の救いのために働き、地上で父なる神の栄光を現されましたが、今度 は子の栄光を現して欲しいと願い求めました。 かつて父と子が一緒に現わされた栄光をもう 一度です。 「永遠のいのち」とは、父なる神と御子を信じ、知り、経験することです。 つまり、神の奴隷となり、神に喜んで従う者だけに与えられる恵みなのです。 3.「永遠のいのち」とは 地上の祝福および天上の祝福である 私たちは目に見えない恵みはなかなか信じることが できません。そこで、目に見える形で神の祝福を確認いたしましょう。神の御声に聞き従う 民が経験する恵みは、申命記28章1-14節のみことばによって知ることができます。 イスラエルが約束の地に入る前に、モーセが荒野で語った神のことばです。 神に聞き従う民に与えられる祝福の約束がここにあります。 その祝福とは生活のすべてに 及んでいます。 家族の健康と繁栄、事業の成功や戦いでの勝利、さらに豊かさや聖さが保証 されることです。 人々からの信頼を勝ち取り、地位も向上し、栄誉がもたらされることです。 神を信じ、神に従う人々に与えられる祝福は、本当にすばらしいものです。 まして天上での祝福は、ことばに言い表すことができません。 神の国は、父なる神と子羊が 王として新しく支配し、君臨する光の国であることが聖書の中で教えられています。神の国 には愛と平和、喜びと希望、自由と平等があり、そこには、いのちの書に名が記されている 者だけが入れます。「永遠のいのち」を持つ者は、神の国において神と子羊を礼拝し、永遠 に神の栄光を現すのです。 【 結 論 】 この待降節において、私たちが勝利しなければならないのは、「永遠のいのち」の獲得 です。 私たちが生きる目的と人生のゴールを知らないで、どうして、救い主のご降誕を喜ぶ ことができるでしょうか。 キリストは、私たちに「永遠のいのち」を授けるために、天から 下って来られたお方です。 このお方を救い主と信じて 「永遠のいのち」 を自分のものとし、 それをしっかり保ち続けていただきたいと願います。 「罪の報酬は死です。 しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある 永遠のいのちです。」 (ローマ人への手紙6:23) |