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主日礼拝 「宣教の困難の中での慰め」 2023年8月6日

 松下 信 牧師
使徒の働き18章1節~11節
 偶像の神々で満ちているアテネの町からコリントの町に移動した使徒パウロは、ローマ
からの退去命令に従ってこの町にやってきたアキラとプリスキラという夫妻に出会いまし
た。 彼らは同業者であるパウ ロを自宅に招き、一緒に生活しながら天幕作りの仕事を
続けました。 この夫婦はパウロの宣教活動を支える大切な協力者となりました。

Ⅰ. 頑ななユダヤ人からの反抗
 シラスとテモテのコリント到着は、すでにこの町で福音を伝えていたパウロを、さらに
その働きに専心させました。 パウロは会堂に入ってユダヤ人たちに福音を宣べ伝えようと
したのですが、彼らの反感を買いました。 そこで彼は、ユダヤ人に対 して足の塵を払い
『あなたがたの血は、あなたが たの頭上に降りかかれ』と宣言して会堂を去りました。
そして、その会堂の隣に住んでいた異邦人 であるティティオ・ユストという名の、神を敬う
人の家に行きました。

Ⅱ. 福音を聞き信じ、バプテスマを受けた人々
 パウロの話を聞いた会堂司クリスポは、家族全員と共に主を信じました。 また、多くの
コリント人 も聞いて信じ、バプテスマを受けました。 コリントでの伝道もアテネでの伝道
と同じく困難もありましたが、会堂司クリスポと家族全員が救われたことや多くのコリント
の人々が聞いて救われバプテスマを受けたことは、パウロを励まし力づけました。

Ⅲ. 主の語りかけに励まされて
 さらにパウロは、神様ご自身から直接に慰めと励 ましを受けることになります。
9節、10節をお読みします。 「ある夜、主は幻によってパウロに言わ れた。『恐れない
で、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲
って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。』」
パウロにとって、イエスさまに直接語りかけられ、慰め励まされることほどうれしいこと
はありませんでした。 イエスさまから励ましを受けたパウロ は、一年六か月の間、腰を
据えてコリントの人々の間で福音を語り続け、イエスが救い主であることを証しし続けま
した。

【 結 論 】
 イエスさまの励ましを受けることは、どんなに大切なことでしょうか。そして、みことば
をとおして励まされ、慰められ、力づけられることは、私たちにとって必要なことなので
あります。 横浜白山道教会というこの群れにも、今さまざまな困難が押し寄せています。
このような時であるからこそ、主に信頼し、主のみことばをいただ いて励まされる必要
があるのではないでしょうか。人にではなく神様に信頼することをとおして、福音宣教の
働きを進めてまいりましょう。

  『恐れない で、語り続けなさい。黙ってはいけない。
   わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない。
   この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。』(使徒 18:9,10)

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